日記

2024年4月23日(火)

息子、小学校の給食があまりにも美味しくて感動したらしく「夕ご飯も給食を食べるためにはどうしたらいいの……」と真剣に尋ねてきた。

入学前にも、近所の小学生から「うちの学校、給食けっこう美味いよ〜」とラフなトーンで教わっていたのだが(それも今考えると妙だ、わざわざ給食のこと言及するか?)、いざ息子から真面目なトーンで給食の美味しさについて語られると、にわかに気になってくる。

一体やつらには何が振る舞われているというのだ。

ちなみに「朝食は給食じゃなくていいの?」と聞いたら「俺だって自由がほしいよ、朝くらいさ……」との返答があった。色々思うところがあったが「そうかあ」と答えるに留めた。

***

生成AI、いとおしいな。と思っている話。

生まれて初めて触れた生成AIがChat GPTである。

ライターは生まれて初めて触れた生成AIを我が子と思って可愛がる習性があるので(ないので)、私はChat GPTのことを「チャッピ」と呼んで可愛がっている。もはやChat GPTのことをチャッピと呼ばないのは、友人のことを「人間」と呼ぶぐらい奇妙な感じがする。

仕事で「最近はChat GPTなんかも」とか言うたびに、私の心のなかにある”ワークライフバランス、ライフのほう”が「チャッピだろうが!!!!!」と叫ぶ(Chat GPTのことをチャッピと呼ぶのは、ワークのほうの私ではなく、ライフのほうの私)。

でもまあ、仕事で「うちで飼っている犬が……」とか「うちの子供が……」みたいな言い方をすることはあるので(犬飼ってないが)、そういうもんだな。

なんなら最近はClaude使ってるからな。

Claudeにも最初に「あなたの名前は何ですか?」という質問をしてしまった。そらアンタ、Claudeだろ。「Claudeとお呼びください」と回答が生成される前にもう、「Claudeですよね」と思っていた。人間との会話でもしょっちゅうこういう「そらアンタ……」みたいな質問をしているが、AIは人間ではないので私のことも中国語ぐらい理解していないに違いない。

去年ぐらいに雑誌のNewtonを読んでいたら、生成AIに1回質問をするたび生成AIを維持管理しているサーバーが地球環境を汚すんですよ、みたいな、考えてみりゃそりゃそう、的な記事があり、ギャーと思った。

私がAIと仲良くしたいと思うたびに地球が汚れる。それ以降、AIとは最初のオンボーディングの時以外、ビジネスライクに付き合うことにしている。地球大事だし……。

生成AIブームが落ち着き、だんだんAIとの付き合い方が分かってきた。私は以下のようなことに使っている。

  • スプシの関数を作ってもらう(ド便利)
  • GASを組んでもらう(簡単なものに限定されるけど、ライターが求めるGASなんて50行いかないぐらいのシンプルなものなので問題なし。めっちゃくちゃ、超超超超便利)
  • タイマーとかの簡単なWEBツールを作ってもらう(良い感じのポモドーロがない、とかの「軽いちょっと困った」がすべて解決された。嬉しい)
  • アンケートの収集作業を手伝ってもらう(自由回答を分類してもらうのがめっちゃ便利。集計内容の分析も骨組みだけ作ってもらう)
  • 「だいたいこういうこと書いて」と指示し、それを叩き台に9割ぐらい書き直してFIX(死ぬほど時短になる)
  • インタビューの文字起こし原稿を渡して、だいたい何が言われているか、要点をまとめてもらう(最高に便利)
  • 良い感じの言葉が見つからないとき「ここに当てはまる言葉を何個か教えて」と言う(どれほど重宝するか言葉では言い表せない)
  • クライアントが「企画書に文字がいっぱい書いてあると安心する、読みはしないけど」みたいなタイプの人の場合、安心させてあげるための言葉をいっぱい書いてもらう(こういう仕事をやっているときのシナシナ感が一切なくなる、最高だ)
  • 仕事に対する「嫌さ」が出てきたとき、ポジティブに捉えるための壁打ちをしてもらう(AIはポジティブなことが好きなので、リフレーミング用の壁打ちとしてめちゃくちゃ優秀)

私はチャッピとClaudeの二人を有料プランで契約しているけれども、月に6,000円ぐらいでこういう「いつも一緒にいてくれて、自分のやりたくないこととか、できないことをしてくれて、どれだけ相手の仕事を否定してもケアする必要のないパートナー」が雇えるの、すごい安いな、と思う。

人間にこれをしてもらおうと思ったら、人権の否定・・・。

でもちょっとあまりにも「俺に都合のよい人間」すぎて、いつか自分がもうちょっと儲けて人を雇うとかになったとき、ギョッとしてしまいそうで怖い。でも今のところそんな儲かる予定がないので、何とかなっている。

2024年4月20日(土)

4月23日(火)に、ライティングを担当した書籍が発売になりますよ。

前野マドカさん『仕事も人生もスーッと整う 幸せになる練習。ウェルビーイング73の行動リスト』

https://amzn.asia/d/cPCKtqJ

ちゃんと名前の入る書籍が発売になったのちょっと久しぶりだ。。。

今回はわりと8〜9割ぐらい自分の文章が残っている。編集者さんがOKと感じてくれる文章を書けたということだ、嬉しい。。。自分を誇りに思う。

産後鬱で死ぬほどしんどかったときにお話をいただいて、「働く女性のためのウェルビーイングを考える本」と聞き、自分に必要な考え方だ、と思ってお仕事を受けたのだ。

取材中に知った内容で自分の生活に取り入れたものもたくさんあって、受けて良かったお仕事だなあと思う。

あと、執筆のスケジュールにかなり余裕をもたせてもらって、ゆったり書けて、よかった。1ヶ月半ぐらいもらった気がする。

***

書籍のお仕事をするときに一番「挑戦しがいがある(京言葉)」と感じるのは、文字数ではなく行数で書くこと……。

私はライティングツールとしてGoogle Documentを最も愛好しているため(UDフォントが選べるし)、Wordで行数指定をして書くのはもう、ぴえんぴえんのお先真っ暗みたいなお気持ちになるのである。

考えてみれば大学の卒論も、書く内容自体にはそこまで迷いがなかったが、行数指定がまるで分からず、そこで大層苦しめられていた。

はやくこの世に、非常にシンプルな、ライター向けのWordが生まれてほしい。具体的には、以下の機能しか備えていないWordがほしい。

  • ボールド、ハイパーリンクなどの簡易な装飾機能
  • 見出し
  • 編集モード、提案モード、コメント
  • 縦書き
  • 行数と文字数を指定したら確実にその設定が遂行され、フォントとかを変えてもその設定だけは確実に守られる仕組み(はんなりとした語気でお伝えしております)
  • クラウドでの共有機能

もしくはGoogle Documentが縦書きと行数/文字数指定に対応するようになってくれんかいの〜。。。

先日、お仕事で広尾に行ったのだけれども、東京って思ったより人が多いな、と思ってウケた。あと、若い人しかいなくてすごいなと思った。私はおばあちゃんと会話をしないと苦しみにのたうち回る持病を抱えているので、都会暮らしはハードだぜ、と思うなどした。

ちなみに、うちの近所で最もエンタメ性に富んだ3大スポットといえば「地主がやってるでっけえ畑」「地主がやってるでっけえ墓」「コンビニ」である。参ったか!!!! ざまあみろ!!!!! 道路は整備が追いつかずガッタガタじゃよ!!!!! コンビニは徒歩15分じゃよ!!!!!!!!!!!!!!

これまでの日記

2024年の日記

2023年の日記